生まれ変わり確認の留意点
複数転生事例について研究していると、幾つかの留意点を深く実感してきました。
そこで、それらを以下に列挙してみます。
- 他人の空似の可能性
・「他人の空似」は得てしてある。ちょっと似ていても、実際の転生であるとは限らない。しつこいぐらいに確認していくことは大事。 - 多角的検証の重要性
・様々な角度から多角的に検証し、符号点が無数に出てくる場合、信憑性が高まってくる。一つ二つのことが似ているぐらいでは、他人の空似の可能性が否定しがたいが、無数に類似点が出てくると、無視し難くなる。そのような実証的検証は重要。 - 誤認からも学べることがある
・誤認することもある。しかし、その中で必要な資質が涵養されることもある。ただ、認識が誤っていたことに気づいた場合は、しっかり訂正していくことも大事。 - 一つの前世だけでは全貌を理解できないことがある
・一つの前世と今の人生があまり似ていない感じに見える面があっても、その他の前世はかなり似ていた、というケースがあり、前世を一つ知るだけでは把握しがたい部分があるのは興味深い。複数の転生を認識することで、より人間理解が深まる。 - 「過去は過去。今は今。」
・やはり前世は前世であり、今の人生とは別物。当然のことだが、過去は過去であり、今は今。今をしっかりと生きていくことはとても大事。 - 毎回いろいろな面が変わる
・上記と同じようなポイントだが、転生(人生)ごとにバリエーションに富んでいるのは面白い。
・金太郎飴のように同じ人間として毎回生まれるのでなく、いろいろなバリエーションを取りながら、ユニークな人生を歩んでいくことは面白い。そして、その根底に、それまでの前世の影響は陰に陽に出る。 - 一回一回が大事な人生(転生の発達課題)
・毎回毎回が、大事な学びのある人生。
・教育用語で「発達課題(年齢ごとなどで取り組むべき課題)」というものがあるが、転生においても「発達課題」がある。 - 「隔世転生」的な面がありうる
・「ひとつ前の前世には似ていなくても、もう一つ前の前世は今とそっくり」といったような「隔世遺伝」ならぬ「隔世転生」がある。 - 今、受け止め難いことは明かされない
・前世ではどんなことがあったかわからない。それを受け止めることが難しい場合は、明かされないよう配慮されることがしばしばある。
具体例を挙げずには、上記の言及は十分な価値を感じにくいところですので、だんだんまた、無理ない形で具体的に言及して行ければ、と思います。
とりあえず今回は、項目列挙まで。